甲斐駒ヶ岳・篠沢七丈瀑
作成者:井澤 正彦 作成日:2023/01/23
1月21日、22日でK林OBと行ってきました。初めて見た七丈瀑、巨大でした。高さといい、幅といい、隔絶されたロケーションといい、こんな大きな氷瀑を見るのは初めてでした。幅があるので、氷瀑というより氷壁と言った方がいいかもしれません。
登攀は3ピッチ。約2時間40分の氷の旅です。ふくらはぎがパンパンになりました。現代の装備と技術をもってすれば、それほど難しい部類には入らないと思います。が、こうして登り終えて思い返してみると、あらためて圧倒的な高度感や壁の迫力を感じることができて身震いします。登っている最中は夢中だったので余り感じませんでしたが。以前から行ってみたいと思って何度か計画してはとん挫していたルートなので、行けてよかったです。充実しました。
七丈瀑の初登攀は1963年1月に入下山を除き4日間かけて成されています。バーチカルアイスの草分け的存在となったようです。63年といえば私の生まれた年。そんな昔に、よくぞこんな壁を登ったものです。しかも当時の装備と技術で。