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錦秋の雁戸山


▽2020年10月15日(木)雁戸山(1485m)登山
メンバー:下山田源一郎  誉田紘八朗

曇り後晴れ

笹谷峠駐車場(0945)~ 関沢への分岐(1042)~ カケスガ峰分岐(1140)
~蟻の戸渡り~(1310)頂上(1345)~蟻の戸渡り~ カケスガ峰分岐(1450)
~ 有耶無耶関跡(1630)~笹谷峠駐車場(1700)

雁戸山は蔵王連峰の最北に位置する鋭峰で、その急峻な山容がガンドウ
(のこぎり)を連想させることからこの名で呼ばれるようになったと
言われている。カケスガ峰から雁戸山頂までの稜線は、眺望が抜群で、
雁戸山山頂北側は「蟻の戸渡り」と呼ばれる細い岩稜になっている。

私は蔵王連峰の各峰は全て登っていて、残すは雁戸山。一度登りたかった
ので、同期の下山田君を誘って、笹谷峠から山工高小屋のルートを登り、
有耶無耶関跡へ下りた。

登り始めてから頂上迄、ガスの中。眺望は全くなかった。黄色に染まった
ぶな林の中を登っている時、急に笹藪が激しく動き、熊か鹿がいたのかと
驚いた。
路は粘土が雨で溶け溝になっていて、歩きにくく滑る。稜線に出ると風が
強く帽子が飛ばされないかと気にしながら、鎖やロープの助けを借り、
頂上に出た頃(1310)幸運にも晴れてきて風もおさまった。頂上には途中
我々を追い抜いた3名の若者がいて写真を撮ってもらう。

絶景だ!南に蔵王連峰の峰々、北に神室岳、船形山など宮城県の名山が
紅葉で赤く燃えている。ゆっくり昼食を食べ(1345)登ってきた急な岩場
を慎重に下る。暗くなる前(1700)に笹谷峠駐車場に下山できた。