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白山・大白水谷

 今年のお盆休みはOBのKさんと加賀の白山で沢登りをした。白山は行ったことがなかったので、ちょうど良い。沢は白山の中でも比較的人気のある「大白水谷」。登山体系によると「おおじらみだに」と読むそうだ。

 それにしても東京からだと遠い。途中、飛騨高山を抜けた先の路駐スペースで路上キャンプをして、翌朝、大白沢登山口に到着。なんと、ものすごい数の車。駐車場所もほとんどなかった。この分だと沢はイモ洗い状態かと恐れをなしたが、心配ご無用。ほかに1パーティーがいただけだった。ほかの何百人もの人たちはどこへ行ってしまったのか?

 大白水谷はその名の通り水が白っぽい。温泉成分が混じっているらしい。おかげでイワナがいないのが難点といえば難点。滝はそこそこある。ロープは3回出した。水が白っぽいせいか岩も白っぽい。日本海側の沢らしく水はとても冷たいのだが、太陽がガンガンに照りつけて白い岩に反射して暑い。いろいろな形の滝を楽しみながら登って、昼過ぎには1800mの奥の二又に到着。温泉成分の混じっていない支流のわきにビバークスペースを見つけて、ツエルトとブルーシートで宿を作成。枯れた倒木を引っ張ってきて鋸で切り、たき火を起こした。河原の掃除とはよく言ったものだ。昼からワイン1本とウイスキーを空けてかなり出来上がってしまった。

 翌朝はのんびり起きだしたら、もう相棒が火を起こしていた。棒ラーメンにチャーシューという豪華朝食を食って出発。この沢は技術的核心部は下半分に集まっているので、きょうは楽勝。でもちょっとした石ころを攀じる時に腰を変にひねってしまった。その後は腰をいたわりながら登る。だいぶ上まで来たころに美しいお花畑、そして雪渓が広がっていた。最後に10分ほど、ハイマツの藪をこいで登山道に出た。

 白山に来たからには頂上に行かねばなるまい。室堂経由で最高峰の御前峰に登ったが、ものすごい人の数だった。あの駐車場の人たちの大半は、一般道を経由して霊峰の頂上を目指していたのだと合点した。頂上を辞した後は暑い暑い登山道に耐えながら、暑い暑い下界へと下山した。