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白馬・遠見遭難の三回忌慰霊登山

 
久新です。
5月20日(土)、21日(日)に、捜索活動に従事した有志で三回忌の慰霊登山に
行ってきましたので、概略を報告させていただきます。
 
参加者:
小林浩(リーダー)以下、米本、久新、星野、中山駿、橋本秀の6名
70歳2名、61歳、47歳、28歳2名という老壮青の混成チームでした。
在京連絡先:井澤、植松
 
20日(土)の午後、米本、星野、久新は白馬駅で落ち合い、その足で平川林道に
入りました。
先発隊として、偵察と道に転がっている落石や倒木を片付けるつもりでしたが、
今年は河川工事が再開されていたため、道路も整備されていました。
難なく車で入れる終点の八方沢の出合いまで行くことが出来ました。
その夜、北斗荘の松本さんと食事をして、お世話になったお礼を述べ懇親を
深めました。
翌21日早朝、東京、静岡から車で来た若手3人と北斗荘で合流して、遠見尾根北面の
D沢を目指しました。
 
21日(日)の概略行程:
6:00北斗荘集合、6:30出発、7:30八方沢出合い、9:10、1400m地点着
10:00、1400m地点出発、11:00八方沢出合いへ下山、11:45白馬駅で昼食
12:30合同慰霊碑で弔い、慰霊碑そばの喫茶店で思い出話、13:30現地解散
 
平川の本流は一昨年のように対岸まで残雪がせり上がっていることもなかったの
ですが、八方沢の出合いだけは、八方尾根からの大量の雪崩のデブリで平川の
対岸まで埋まっていました。
お陰で、一番の難所だった平川本流の渡渉をせずにD沢に入ることができました。
D沢では、1000m付近の下部で3回ほど小さな渡渉をした後は、快適に雪渓を
登り詰めることができました。
新緑と残雪の山々を眺めながら雪渓を登り、遭難現場の1400m地点で小さな石積みをし、
お花とビール・煙草を捧げてお焼香しました。
緑と紺碧の空のもと、3人の思い出話や若かりし頃の彼らの失敗談などで盛り上がりました。
本人たちは、「死んでまで悪口を言われて・・」と文句を言っているかもしれません。
帰りは雪渓を駆け下るように八方沢出合いまで下山しました。雪渓を登降する快感を
味わったのは久しぶりです。
リーダーの小林浩さんは、堰堤の高巻きや渡渉時の無駄のないコース取り、雪渓上で
のリスクに対する配慮など、さすがと思われる見事なリーダーシップを見せてくれました。
まさに彼は現役の登山家です。
行動中は小林さんが先行し、若い橋本秀さんと中山駿さんがシニア3人をサンドイッチに
して安全を確保してくれました。
心臓に人工弁を付けている星野さんは、人工弁の威力か、現役時代より強くなったような
頑張りでした。
下山後、白馬駅近くの蕎麦屋で昼食をとり、3人の名前が刻印されている白馬合同慰霊碑で
合掌、改めて3人を偲びました。すぐ横のおしゃれな喫茶店でしばし歓談して、それぞれ
帰路につきました。
松本さんとの懇親、蕎麦屋での昼食、喫茶代は、大庭OGからいただいた差し入れを使わせて
もらいました。
 
今回は、遭難現場まで入るという趣旨でしたので、ご家族のみなさんとご一緒出来ません
でしたが、また別の機会に、八方尾根からの慰霊をご案内できると思います。
 
以上、簡略ですが、三回忌の慰霊登山の報告とさせていただきます。
星野さん撮影の写真を添付しておきました。