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キルギス共和国、西コクシャルトー山域海外遠征③行動記録

8/8(月)、 天気:曇⇒快晴、風:なし、気温:6℃、5:40起床、7:13出発、8:20軍の検問①、9:10軍の検問②、11:30軍の検問③、18:15スタック地点、19:15泥掻き作業終了
5:40起床、7:10出発。長い峠を登り、とうとう標高3000mを越える。8:20検問①(3300m)到着。石造りの小屋に軍人が1人もしくは2人で駐在しているようだ。基本的にドライバーが対応し、我々からはパスポートを提示するのみで、難なく通過する。9:10に検問②、11:30ごろに検問③を通過。どのポイントにもカラシニコフのような大きな銃をぶら下げた人は一人もおらず、とても親切で気さくな軍人たちであった。平和であることが伺える。12:30ごろ途中の草原で昼食。出発は14:30ごろと、実に2時間も食事と休憩にあててしまった。我々二人は30分程度で済ませたのだが、ドライバー夫婦のペースに引っ張られている。再び走り始めてしばらくすると、ようやく西コクシャルトーの山々が見えてくる。Kyzyl Askerが一際立派だ。観察しつつ車道を進み、18時にKomorova氷河への分岐に到着。お偉いさんのプレートが埋め込まれている大きなボルダーが目印だ。予定通り氷河末端に進んでもらうと、程なくしてトラックが泥沼にはまった。皆で1時間ほど奮闘したが一向に動く気配はなく、BC予定地までまだまだ距離があるが、仕方なくここで一晩を過ごすこととする。寒い中簡単な食事をとり、この日もAC用テントにて就寝。

8/9(火)、 天気:曇、風:微風、気温:-6℃、日入り5:00、6:30起床、10:55テント発、13:55 3850m地点テント発、16:50氷河末端、17:40 4200m氷河上下山開始、19:10テント発、22:20テント着
6:30起床。前日までの移動で疲れていたため、少々長めに睡眠をとった。ドライバー夫妻が苦慮しているが、トラックは動きそうもない。仕方なく、ドライバーには、後からBCまで追ってきてもらうこととし、必要な登攀具とテントをザックに積み、歩いて偵察へ行くことに。1.5hでトラックの移動限界地と思しきポイントに到着。ここまで来てくれることを期待し、AC用テントを建て、氷河の方向へ進む。さらに3h歩いて氷河末端到着。距離はさほどないが、湿地の中を歩いていたため、少々体力をロスする。湿地の後はモレーン歩き。今度はルートファインディングに神経を使った。氷河末端からコンテで30〜40分登り、段状になっている台地を登り切ったところで引き返す。到着標高は約4200m。氷河はその先右折しており、取り付きまでのアプローチルートをすべて見通すことはできなかったが、雪や氷の状態を把握することができた。最下部は土砂の上に薄い雪がかかっており、その上は少し硬めの雪に水分をたっぷり含んだべちゃ雪が乗っている。これといったクレバスはまだ見つからない。驚いたのは、最下部に新しいトレースがあったことだ。方向から判断して、我々と同じ氷河の反対側の山を登りに来ているようだ。人数は一人か二人であろう。(この先もずっと登山者に遭遇することはなかった)
氷河末端に戻り、登攀具をデポ。引き返す道は工夫し、短く効率的なルートをとる。19時AC用テント着。トラックは来ていない。トラックが来てくれると思い、食料や幕営具、一部登攀具、衣類などを持ってきていなかったため、取りに戻ることに。1hでスタック地点到着。動かそうとした形跡はあるが、うまくいかなかったようだ。自分も愚策を提案し、動かそうと試みるが、やはり動かず。そうこうしているうちに暗くなってしまった。慌てて必要物をトラックから取り出し、パッキングをして、帰路へ。1.5hかけてAC用テントへ戻った。