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キルギス共和国、西コクシャルトー山域海外遠征①概略

場所:キルギス共和国ナリン州西コクシャルトー山域
期間:8月6日~8月18日
メンバー:稲門山岳会2名

概要:
キルギス共和国、西コクシャルトー山域で5000mの未踏峰(2座)の初登頂を狙い海外遠征を実施した。結果は、移動中に車がスタックしたことや、スタックに起因して行動が遅れ、高度順応および休養が取れなかったことにより、1座のみの挑戦となり、頂上直下数100m手前で敗退となった。しかし、本格的な氷河登降が初めての著者にとっては、日本国内では得ることができない貴重な経験となった。


キルギスの山について:
キルギス共和国の山は、欧米やロシアのクライマーに比較的よく登られている。しかし、我々日本人にとって馴染みがある山は、ハンテングリやレニンピークなどごく一部であろう。キルギスには、前記の山以外にも素晴らしい山が沢山ある。キルギスの山の特記すべき特徴は、以下の2点であろう。

①アプローチが近く、短期間の遠征も可能であること。
アラ・アルチャ国立公園(500~800mクラスのアルパインの壁が多数あり)などがいい例であるが、アプローチは、首都から車で1h、BCまでのアプローチが3h程度である。その他のエリアも、ヒマラヤに比べてアプローチが近いエリアが多い。まさに、忙しい社会人向けのアルパインエリアと言え、今回のように10日前後の遠征も可能である。

②冒険性や未知の要素が強いこと。

まだまだ、未踏の山も残っており、山に入る人そのものが少ない。今回遠征でも山に入った後は、下山するまで人に会うことはなかった。また、英語は基本的に通じない。昨今ヒマラヤでも英語教育が行き届いており、現地交渉は英語で行えると聞く。一方キルギスは、現地交渉で言葉(英語)が通じず苦労したことも多かった。このあたりも含めて冒険性や未知の要素が強い。


遠征のサポート:
今回の遠征では、(株)モンベル様にウェア全般のサポートを戴いた。どの製品も細かな工夫がなされており、ユーザ視点で製品が作られていることを感じた。

今回の遠征で使った装備の中では、「ダイナアクション パーカ」「バランスライト 40」「U.L.サーマラップ パーカ」が特に素晴らしく感じた。

ダイナアクション パーカは、頂上付近で遭遇した突発な猛吹雪にも対応でき、アプローチ中の雨に対応できる優れものであった。
バランスライト 40は、軽量で容量も40リットルとアルパインクライミングのアタックに最適なサイズであると感じた。使い勝手もよく、今後愛用したい。
U.L.サーマラップ パーカは、機能、コスパどれをとっても素晴らしい。これほど完成度が高い防寒着は、他社に無いだろ。日本の冬山にもお勧めのジャケットであると感じた。

上記装備以外にも、優れた製品が多数あるので、是非下記バナーから製品をチェックして頂きたい。

※詳細な記録は、後日アップロード予定。